いくらgoogleに勝てないからって・・・
<MS・ヤフー>包括提携合意 検索分野で存在感狙う
7月29日19時36分配信 毎日新聞
【ワシントン斉藤信宏】ソフトウエア世界最大手の米マイクロソフト(MS)とインターネット検索大手の米ヤフーは29日、包括提携で合意したと発表した。数年前から何度か浮上しては頓挫したMSによるヤフー買収計画の延長線上で浮上したものと見られる。
MSにとってヤフーは、ネット検索最大手グーグルを追いかける上で不可欠な存在と言われてきた。実際、MS経営陣は昨年5月にヤフー買収を断念した後も「資本・業務提携などの代替案で交渉の余地を探る」とコメントするなど、あくまでヤフーとの提携に執念を見せていた。
ヤフー側も「企業文化に大きな違いがある」とかたくなに提携を拒否してきた共同創業者のジェリー・ヤン氏が、昨年11月に業績不振の責任を取って最高経営責任者(CEO)を退任したことで、提携への障害は取り除かれていた。
世界のネット検索市場におけるシェア(占有率)は、グーグルが65%と圧倒的な強さだ。2位と3位のヤフー、MSを合わせてもシェアは計28%にしかならず、グーグルにははるかに及ばない。だが、MSが6月から始めた新検索サービス「Bing(ビング)」を柱にすえることで、ネット業界に新たな旋風を巻き起こす可能性もある。
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